What a Wonderful World!

世界の珍スポット - for curious travelers

地下聖堂安置のミイラ(イタリア)

Le mummie del convento dei Cappucini(Savoca)
(italy)

ゴットファザーロケ地になった生と死が同居するサヴォカ村

シチリア州メッシーナ県サヴォカ村は『イタリアの最も美しい村』にも加盟している人口約1800人の小さな村。
残念ながらお天気には恵まれなかった私の滞在ですが、イタリア独特の青色な空をイメージしながら写真をご覧ください(笑)

丘の上から
ゴツゴツした山の上にある村。このような場所にある村を見るたびに、建設ご苦労様ですと思うのは私だけでしょうか?

このサヴォカ村を一躍有名にしたのが映画『ゴットファザー』
アポロ―ニアとマイケルが結婚式を挙げた教会

サン・ニコロ教会

教会内にはゴットファザーコーナーが!

教会の内部にゴットファザーコーナー・・村の宣伝になるとは言え、宗教的に問題ないのでしょうか?

 

アポロ―ニアの父にマイケルが結婚を申し込むカフェは今も存在

バール・ヴィテッリ

このサヴォカ村、ゴットファザー以外にも秘密スポットあります。それはカプチン・フランシスコ修道院地下聖堂にあるミイラ。

カプチン・フランシス修道院の外観

1603年から1614年にかけて建設された修道院。1550年頃の作品で1600年代にこちらに置かれた『ロレートの聖母』、シチリアを常に悩ませてきた干ばつの時期に雨乞いの祈りをささげてきた聖母画も修道院内で見ることができます。
カプチン修道会士が、南アフリカで学んだ遺体防腐処理法がスペインを通ってシチリアへ入ってきたのが16世紀。日本語のミイラという言葉がポルトガル人から入ってきたのも16世紀から17世紀ごろらしいです。
フィニキア、古代エジプトも霊魂の不滅、来世・復活信仰と結びついている思いはこのサヴォカのミイラも同じ。全部で37体のミイラは、司祭、修道士、貴族、裁判官、弁護士、公証人、資産家、医者、詩人、貴婦人、3名の子供とこの村でも名の知れた方のみ。
その中で一番古いのはピエロ・サルヴァドーレ公証人(1708~1776)という方で、その他のミイラのお名前もほとんどわかっているそうですよ。以前はこちらの案内にある写真からわかるように、壁にある凹みに立てかけて保存していミイラ。

以前はこのようにまっすぐ置いていたのですね・・

今ほど管理も厳重でなかった1985年に、地下聖堂に侵入した人が、緑のペンキをミイラに吹き付けた事件発生。それから約30年かかった修復作業も終わりましたが、その為により脆くなってしまったミイラを、現在は表がガラス張りのケースの中に安置しています。
時代モードを垣間見えれる当時の衣装そのままのミイラ。

当時の衣装そのままです
生と死

日本でおなじみのカップッチーノの語源は、カプシン会修道士が着ていたフード付きの修道服cappuccio =カップッチョ(頭巾)、またその修道服の色が茶色でカップチーノの色と似ているところからきていると言われています。
カプチン・フランシスコ修道院に保存されたミイラ、生と死が同居する町サヴォカの町がゴットファザーのロケ地になったのもわかるような気がしてきました。イタリア、シチリアを知るには、昔ながらの習慣や建物が残るサヴォカのような小さな村を訪ねることをお勧めします。

◆カプチン・フランシスコ修道院インフォメーション◆

開院時間(サヴォカ市役所のサイトから)
4月から10月
月~日9:30-19:30
11月から3月
水~日9:30-17:30
時間変更がある場合がありすので、電話で確認されることをお勧めします。
電話番号(39)0942・798769
参考サイトhttp://www.comunesavoca.gov.it/vecchiosito/index.php?option=com_content&view=frontpage&Itemid=1