What a Wonderful World!

世界の珍スポット - for curious travelers

巨人の墓(イタリア)

Le tombe dei giganti
(italy)

世界を見てもここだけ。サルデーニャ島の巨人の墓

イタリアにあるサルデーニャ島は、先史時代に約1000年にわたり他文明との接触もなかった地質学的に非常に古い島です。

その名残なのか、今でもサルデーニャ島奥深くにある小さな村に行くと、私達外国人の顔を不思議そうな、怪訝そうな顔でみる年配の住人も少なくはありません。

輝く海に囲まれ壮大な自然に囲まれたサルデーニャ島だけに見られる独特の文化、習慣、建物。
その一つが今回ご紹介したいお勧めスポット『巨人の墓』です。それは、サルデーニャ人の堅実で厳格な性格を表すかのような、表面がザラザラした固い石でできた3500年から4000年前のモニュメント!

生産経済に移行した新石器時代は、精巧な道具を使った農業や家畜飼育、組織化された社会生活が行われるようになり、 コミュニティー内の社会的階層や集団意識の発展と共に、死者への崇拝や複雑な宗教儀式もみられるようになります。これらの神秘的な超自然的信仰が、サルデーニャ島全土に普及した巨人の墓の建設にも繋がったと考えられています。地震や戦争による被害を被ったとはいえ、世界を見てもこのサルデーニャ島だけにある巨人墓が、今日でも300基以上残っているのは凄いことだと思いませんか?

イタリア国内でも、他国でも見られるメンヒルと呼ばれる単一で直立した巨石記念物や、基礎となる支石を数個並べ、その上に巨大な天井石を載せたドルメン等は、もちろんサルデーニャ島でも見ることはできます。ですが、今日では忘れ去られてしまった神秘的儀式が行われたであろう場所『巨人の墓』は、この土地で生活していたのサルデーニャ人独特の発想なのだろうだと思います。

小さな石を積み重ねることで作られた地下通路と、土深く埋め込まれ高い石が半円を描くように並べられてできた巨人の墓。その中心にある一番高い石は牛の頭を意味するともいわれています。天空の牡牛座や、東のある一点の方向に向かって建てられ天文学的意味を持つと言われたり、『巨人の墓』の下から骨が発掘されたことから、神に捧げる儀式が行われていた場所、または神話に出てくるような大男達がいた証といわれたり、ただの埋葬地であると考えられたりと、『巨人の墓』をめぐっては様々は説が残っているようです。
その用途が何であれ、この『巨人の墓』に近づくと何とも言葉で言い表せないエネルギーが伝わってきます。
今回はまず、サレデェーニャ島の東側にあり比較的よく保存されている3つの『巨人の墓』にスポットを当ててみました。
まず最初は、トルトリ市にあるソルタリ・エ・ス・モンティ遺跡内にある『巨人の墓』

比較的低い石でできています

メンヒルも見ることが出来ます

メンヒル
地下に作られた通路

そこから北の方へ進みバウネイ市の上に、数キロも続く谷や丘を支配するかのように聳え立つオソノの『巨人の墓』

大自然の中に突如現れる巨人の墓
鳥居に似ていません?
現世と来世を結んでいるかのよう

そして最後にはドルガリ市にあり、もしかしたら現存する『巨人の墓』で一番保存状態の良いセナ・エ・トーマスの『巨人の墓』

中央にある周囲に浮彫が見える高さ約6メートルの石。その下にある穴は、巨大な石の後ろにあり太陽が昇る方向に延びている通路と繋がっています。

一番高い石を後ろから

サルデーニャ島のパワースポットでもある『巨人の墓』。明け方に到着し、3000年、4000年前から存在する石に太陽の光が当たるのを待っていると、自然が持つ沈黙と共に、この偉大なモニュメントを建てた当時の神秘的なエネルギーに触れることが出来るような感じがしてきます。

日の出のパワーも頂きましょう

いつもとは少し違うイタリアに触れらる場所、車での移動になりますが大自然に囲まれた『巨人の墓』は必見です。