What a Wonderful World!

世界の珍スポット - for curious travelers

エフテリング(オランダ)

Efteling
(netherlands)

「オランダのディズニーランド」の異名を持つシュールなテーマパーク

まるでお城のような、エフテリングのエントランス

オランダの北ブラバント州には、「Efteling」(エフテリング)という名のテーマパークがあります。1952年にオープンした、60年以上の歴史ある場所で、1992年には「世界一のテーマパーク」にも選ばれたこともあります。「オランダのディズニーランド」とか「ディズニーよりも楽しい」と言われるこの場所が、オランダ人はみんな大好き! 一体何がそんなに人々を引き付けるのでしょうか。エフテリングの魅力を4つ挙げてみたいと思います。

【エフテリングの魅力1】ファンタジックで時々ダークな世界観

「童話の森」の入り口。ダークでファンタジックな世界が始まる

エフテリングのテーマは「おとぎの国」。オランダ人の画家アントン・ピーク(Anton Pieck)氏が設計に参加し、ヨーロッパの昔ながらの童話を再現したファンタジックな世界観が展開されています。

園内には、エフテリングのオリジナル・キャラクターいます。でも主役は、やっぱり童話の登場人物たち。入り口からほど近い位置にある「童話の森」(Spookjesbos)エリアでは、欧州でおなじみの童話(「眠り姫」や「白雪姫」など)をモチーフにしたオブジェを楽しむことができるのです。

ロープのようなラプンツェルの髪を伝い上る魔女

「ラプンツェル」のオブジェは、塔から降ろされたラプンツェルの髪の毛を伝って魔女が登っていくシーンが再現されています。この魔女は、実際に上下に移動していました。

絶望感漂う「ヘンゼルとグレーテル」

「ヘンゼルとグレーテル」のお菓子の家では、ヘンゼルが魔女に囚われ、グレーテルが途方に暮れている場面が。グレーテルの表情がリアルに疲れていて、こちらにもその絶望感が伝わってくるようです。

他にも「ピノキオ」のコーナーでは、水を噴き出しながら目と口を開閉させるクジラの口の中にゼペットおじいさんとピノキオが居ました。それがなんとも不思議な風情で、見ていてクセになります。
ディズニーランドがひたすら陽のイメージだとしたら、ここエフテリングには陰(ダーク)な雰囲気も存在するのです。そういったところも、人気の秘密だと思います。

【エフテリングの魅力2】シュールなキャラクターたち

圧倒的にシュールな「6人の家来」オブジェ

そしてなんと言ってもエフテリングで有名なのは、この「6人の家来」(zes dienaren)という童話に出てくる首が長く伸びる男を表現したオブジェ。
最初は普通の首の長さなのに、どんどん伸びていくんです。シュールですね~。この奇妙な姿は非常に有名で、エフテリングの象徴のようにみなされています。エフテリングを訪れた人は、絶対にここでの記念撮影は忘れません。

ゴミを捨てたくなる、話すゴミ箱

そしてエリアは違うのですが、この首が伸びるオブジェ以外にも有名なのは、しゃべるゴミ箱。「紙ごみはここだぞ!」(Papier Hier!)とオランダ語で道行く人にひたすら呼びかけています。子供たちに大人気で、みんなこぞってごみを捨てていました。
エフテリングのキービジュアルが先ほどの首が伸びる男だとしたら、キーワードはこの「Papier Hier!」(パピヤヒア)に決まりです。筆者も、しばらくはこの言葉が耳について離れませんでした。

こういった、一筋縄ではいかないシュールなキャラクターたちが、エフテリングの人気に一役買っているのは間違いありません。

【エフテリングの魅力3】大人も子供も楽しめるアトラクションたち

迫力満点のローラーコースター

シュールなキャラクターや雰囲気も魅力ですが、「オランダのディズニーランド」と呼ばれるのは伊達ではありません。実は、アトラクション系も超充実しています。
こういった屋外型の絶叫系アトラクションはもちろん、室内型ローラーコースターまでしっかり完備しています。

油断禁物の「Vogel Rok」

この「Vogel Rok」という大きな鳥が目印のアトラクションは、真っ暗闇の中を疾走するローラーコースターでした。どのくらいの迫力かというと、ディズニーランドの絶叫系室内アトラクションに勝るとも劣らない乗り心地!「子供向けだろう」となめてかかると大変な目に合うと思いますよ!

もちろんアクティブ系ばかりではなく、小さなお子さまも楽しめる穏やかなアトラクションもあるのでご安心を。

【エフテリングの魅力4】豊かな自然

森林浴効果でリフレッシュできそうな園内

園内の自然の豊かさも、エフテリングの魅力の一つです。敷地面積は、2.76平方キロメートル。そういってもあまりピンとこないかもしれませんが、東京ディズニーリゾートが約2平方キロメートル(200ヘクタール)だと聞くと、その広大さが想像できるのではないでしょうか。年間470万人が訪れるオランダで一番集客力のあるテーマパークにも関わらず、その広さのせいか窮屈さは全く感じません。その広大な敷地の大半に緑があり、森と湖の中を歩いているような気分にさせてくれます。

ちなみに、首都のアムステルダム中央駅からエフテリングは公共交通機関を使って約2時間。車なら1時間半程度です。頑張れば日帰りで行かれないこともないので、ご興味あればぜひ訪れてみてください。きっとその不思議な魅力の虜になってしまいますよ