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世界の珍スポット - for curious travelers

ゴールドウェル・オープンエア・ミュージアム(アメリカ)

goldwell open air museum
(USA)

シュールな野外アートがちょっと不気味?ゴールドウェルオープンエアミュージアム

世界でもっとも暑い場所として「死の谷」という名前を持つアメリカ、カリフォルニア州とネバタ州の境にあるデスバレー国立公園。アメリカ最大級の面積を誇るこの国立公園の東側には、かつてゴールドラッシュ時代に栄えたライオライトという町があります。現在はゴーストタウンとなっていますが、野外ミュージアム「ゴールドウェル・オープンエアミュージアム」があり、知る人ぞ知る隠れた観光スポットとなっています。

日本にも箱根彫刻の森美術館など野外ミュージアムはいくつかありますが、ここの野外ミュージアムは想像以上にワイルド!バスや列車などの公共交通機関で行くことはできず、手段は車のみ。砂漠の中を舗装されいない道を走り向かいます。入口には柵やゲートなどはなく、基本的にいつでもだれでも無料で入場可能。

レオナルド・ダ・ヴィンチの作品「最後の晩餐」をモチーフにした「The Last Supper」

1984年、ベルギー出身のSzukalski氏が、レオナルド・ダ・ヴィンチの作品「最後の晩餐」に刺激を受け、制作した「The Last Supper」をここに設置したのが始めり。等身大のゴーストが「最後の晩餐」と同じポーズを取る姿はちょっと不気味ですが、その場所に溶け込み見入ってしまいます。そのほか、自転車に乗っているゴーストなど彼の作品がメインで置かれています。

等身大のゴーストの彫刻も自然に調和している

彼が亡くなった後は、非営利団体に継続され、今ではコンクリートブロックで制作されたピンクの彫刻「Lady Desert」や、モザイクされたカラフルなベンチなど、Szukalski氏以外のアーティストの作品も展示されています。

ベルギーのアーティストFRED氏の作品「Tribute to Shorty Harris」
ベルギーのアーティストDr.Hugo氏がコンクリートブロックで制作した「Lady Desert」

野外ミュージアムのすごいところは、作品を触ったり、作品のベンチに座ったりできるところ。通常の美術館と違い厳かな雰囲気はなく、自然のように触れ合いながらアートを肌で感じられます。

ドイツ人アーティストSofie氏の実際に座ることができるベンチ

敷地には小さなビジターセンターがあり、オリジナルのアート商品やステッカーなどを販売。営業時間は日曜日以外は10時から16時(夏場は14時まで)。ただし、ゲートなどはないためビジターセンターが開いていないときでも訪問可能です。ただし、夏場の日中はかなり温度が上がります。野外での鑑賞ですので必ず水を持参してください。

壮大な砂漠の中に描かれたジオグリフも見どころ

行きかたはラスベガスから車で2時間ほど。野外で外灯や周辺に家はないため、日が暮れると真っ暗になります。訪問は明るいうちに行きましょう。一番おすすめの時間帯は、日が沈む夕方。夕日に染まる砂漠の大自然と彫刻の色合いが見るものを魅了します。フォトジェニックな場所なのでぜひ、カメラを片手に訪れてみてください。

ビジターセンターの壁にもさまざまな看板が貼られカラフル

about the navigator

舟津カナ
ライター・ロケーションコーディネーター。
旅行会社・編集プロダクションを経て、現在はアメリカLAを拠点に世界を飛び回る。
山ガールというより山女。アウトドアを中心にアメリカの壮大さを発信しています。