What a Wonderful World!

世界の珍スポット - for curious travelers

レガレイラ宮殿(ポルトガル)

Quinta da Regaleira
(portugal)

秘密の儀式が行われていた!?ポルトガルのシントラ「レガレイラ宮殿」の地下井戸

「シントラ」はポルトガル首都リスボンから西へ電車で約40分ほどにある街です。その現実離れした美しさから「エデンの園」と謳われたほどで、古くから王族などが好んで別荘などを建て、現在は鬱蒼と茂った森林の中に宮殿や城が点在し、独特な雰囲気を生み出しています。その美しくも不思議な景観は「シントラの文化的景観」としてユネスコの世界遺産に登録されており、ポルトガル有数の観光地として、多くの観光客が訪れる人気スポットでもあります。

そんなシントラには歴史的価値の高い名所がたくさん。まるでテーマパークのように点在する宮殿、庭園や城跡などを巡り丸1日観光が楽しめます。

ファンタジー感満載のレガレイラ宮殿

中でも特にその異様な雰囲気とユニークな景観が特徴の「レガレイラ宮殿(Quinta da Regaleira)」は、まるでファンタジーの世界のようだと近年話題に。シントラの街から徒歩10分ほどで行ける「レガレイラ宮殿」はもとは12世紀に王族の別荘として建設され、その後複数の所有者によって数々の改造・修復などを経てゴシック、ルネサンス、アラブ風などの様々な建築様式が混在する構造になり、のちに手に渡った大富豪の趣味で奇抜で摩訶不思議な空間が出来上がったのだとか。宮殿や庭園に数々の仕掛けが施されていて、まるでファンタジーの世界に迷い込んだかのような錯覚に陥ります。

謎の「イニシエーションの井戸」

その「レガレイラ宮殿」で最も注目されているのが「イニシエーションの井戸(Poco Iniciatico)」、つまり「儀式の井戸」と呼ばれている井戸。深さ27m、9つの階層が螺旋階段になっています。井戸の地上には、一見入り口には見えないような岩があり、まるでかくれ扉のようで秘密感が漂います。

井戸とはいえ、実際に井戸として使用されたことはなく、名前の通り儀式的な意図があったのだそう。螺旋状に天に向かって開けた構造は死と生まれ変わりを彷彿とさせ、あの秘密結社フリーメイソンに由来があるとかないとか…実際にこの井戸で何が行われていたのか詳しくはわかっていないそうですが、とても念密に設計され、庭園の中でも重要なスポットであったことは間違いなさそうです。

秘密の地下道が導く先には

井戸の地下は洞窟になっていて、秘密の地下道が地上の庭園につながっています。

その広い庭園はまるで魔法にかかったかのように不思議な空間で、洞窟、滝、抜け道などがあり、迷路のように入り組んだ不思議な設計になっています。道中怪しげな銅像に出迎えられたり、地下道が抜け道になっていたりとまるで宝探しに出かけた探検家気分に!

イニシエーションの井戸から続く地下道を抜けると深く地下に潜っていたはずなのに突如地上の「カスケード湖(Lago da Cascata)」という小さな池にたどり着きます。水草で覆われた水面は鮮やかな緑色で染まり、まるで絵の具で描かれたかのよう。先に進むには飛び石をぴょんと渡らなくてはなりません。子供の頃の冒険心がよみがえるような体験でワクワクが止まりません!

思いがけない冒険に

ポルトガル首都リスボンに隣接するシントラは日帰り旅行も可能で、アクセスが簡単なのが便利。ぜひリスボン観光の際はシントラのレガレイラ宮殿へ冒険に出かけてみてください!