PIONEER SALOON
(USA)
ピウエスタン気分が味わえる!ゴーストに会えるかもしれない歴史あるバーレストラン「Pioneer Saloon」
ラスベガスから車で30分ほどにある砂漠の中にある小さな町グッド・スプリング。昔は採掘の町として栄えた場所だが、今では住んでいる人も減りゴーストタウン化。そのひっそりとした町の中にあるのがバー・レストラン「Pioneer Saloon」だ。1913年創立。100年以上の歴史があり、まるでハリウッド映画の西部劇に出てくるような雰囲気。今ではネバタの観光案内ビデオで紹介されるほど知る人ぞ知る場所になっている。
その外観から、2005年上映された「デンジャラス・ビューティー2」やさまざまな映画やミュージックビデオにも登場。また、「風と共に去りぬ」の俳優クラーク・ゲーブルが飛行機事故にあった最愛の妻キャロル・ロンバードの安否を2日間待った場所としても有名。店内には当時発行された新聞や所狭しとクラークとキャロルの写真が飾られている。
ルート66も近く多くのバイカーが立ち寄るレストランで、店の前にはハーレーなど大型のバイクが並ぶ。店内は昼間からビールを片手にガタイがいい人々が語らっている。
食べ物のメニューは充実しており、朝食メニューからサンドイッチ、バーガー、バーベキューなどアメリカ料理が堪能できる。ただし、メニューがちょっとユニーク。
おすすめメニューには「ゴースト・ハンバーガー」や「ホーンテッド・ドック」など何やらおどろおどろしい名前が入っている。
この理由としては歴史がある建物には必ずと言っていいほど噂になるゴーストだが、ここもそれが出ると有名な場所だからだ。少なくとも2人のゴーストは住み着いていると言われ、1人は1915年ポーカーゲーム中にピストルで撃たれた人(ちなみにこのピストルの穴は今でも店内に残っている)。
もう1人はカーボイハットの鉱夫だという。店員の人曰く「女性トイレでクラーク・ゲーブルが愛した妻キャロルを見たという人もいる」という。ゴーストの噂は全米に広まり今では「ゴーストツアー」が催行されるほど。
ラスベガスのホテルからの送迎ツアーもあるので興味がある人はぜひ参加してみよう。ゴーストが苦手な人は「スターツアー」も催行されている。ゴーストタウンなので夜は光がなく、星の観測には最適という。
バーやクラークとキャロルの写真が飾られているメモリアルルームで食べるのもよいが、熱すぎなければ外のピクニックスペースで食べるのもおすすめだ。ここには、採掘で使われていた機械などアンティークなものが飾られていて、見るだけでも楽しい。
サルーン横のカフェではオリジナル商品も販売している。ラスベガスのきらびやかな雰囲気もよいが、古き良きアメリカのウエスタン気分が味わえる「Pioneer Saloon」もぜひ立ち寄っていただきたい。