HAW PAR VILLA
(SINGAPORE)
お笑い芸人のトークネタとして取り上げられた、シンガポールイチ奇抜な公園
Haw Par Villa駅を出て右に歩くとすぐに見えるのが、七福神やトラなどのオブジェがド派手なHaw Par Villaの看板。公園に入る前から、何やらただならぬ雰囲気を感じます。
この公園は昔タイガーバームガーデンと呼ばれていたこともあり、確かに門にはあのタイガーバームのトラが。
タイガーバームにまつわる歴史などが紹介されているのでしょうか。さっそく中に入ります。
ところでタイガーバームはシンガポールのHaw Par Corporationが作っている軟膏で、その製法は中国の清時代にまで遡るほど歴史のあるものだとか。
清を飛び出した薬草商人の父から胡兄弟が製薬法を受け継ぎ、タイガーバームを創ったといわれています。
さて、タイガーバームを持ったトラのキャラクターを発見しましたが、薬を手にかなり塗装が剥げています。そして目がちょっと怖い。
公園の中に、他のタイガーバームの要素を探します。
しかしタイガーバームを求めれば求めるほど、それとはまったく関係のなさそうな相撲取り、寺、人面ガニなどのオブジェが並び、この公園のコンセプトがよく分からず混乱してきました。
極めつけは、この地獄絵図コーナー。大人が見ても結構恐ろしいオブジェが並びます。それに表現があまりにも直接的過ぎて、日本だと展示できないのでは・・・などと勝手に考えてしまいます。
シンガポール人はここに子供を連れてきて、悪いことをするとこういうことになるんだよ!と教育するのでしょうか。子供向けにはあまりにも刺激的です。
どうやらタイガーバームを創った胡一家は、タイガーバームの販売促進のためにシンガポール、香港、中国(福建省)にタイガーバームガーデンを建てたそうです。残念ながら香港のタイガーバームガーデンは閉鎖されていますが、中国のはまだ営業中の模様。
この公園には1000個以上のオブジェがあるそうで、お好みのものを探してみてはいかが?と締めくくろうと思いましたが、お笑い芸人さんに「そんなもんあるかい!」と突っ込まれそうなので、やめておきます。